2017年02月23日
2017年02月13日
明治の年号となって150年。佐賀県でも当時の日本での佐賀の立ち位置を
鑑みて、いろいろな企画・広報を計画中だと思います。
明治150年に関する事業を発信するにおいて、七賢人あるいは八賢人と
いった有名な人物を中心にした内容を発信するのはあると思います。
しかしそれ以外の多くの分野でも多数の佐賀出身の優秀な人物が存在した
ことは残念ながら、あまり知られていません。
「みなくるSAGA」としては、あまり知られていない賢人を知ること、
紹介するのも必要かと考えます。
今回は明治・大正期の実業界に目を向け、さらに一人の女性を取り上げての
シンポジウムを開催しました。
明治期の女性化学者の先駆けとなった人物として、黒田チカさんを取り上げて
います。
なぜ、黒田チカさんが当時の女性で珍しかった高等教育を受けられたのか…
その背景にあるのは、当時の佐賀米穀取引所という先端組織の事業家の子女と
いう立場であったことがあげられるようです。
シンポジウムでは、明治・大正期の佐賀の実業界も、実は先進的な役割の
一端を担っていたということを感じていただけると思います。
当日は、直系の黒田光太郎さんの基調講演や、当時の佐賀米穀取引所の
幹部の子孫の方4名によるパネルディスカッションを開催しました。
この4名の方たちは、約100年後の今日、皆さん4代目でしかも1歳違いと
いう、まさに奇跡的な出会いだと言えます。
最後までシンポジウムにお付き合いくださった約90名の方
ありがとうございました。
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